パイプオルガン

曲紹介

Johann Sebastian Bach (1685-1750)"Prelude and Fugue in C minor" (BWV549)

J.S.バッハについては一般によく知られているうえ、ここで改めて記載するのは野暮でしょう。曲についてはバッハの曲の中ではあまり注目されない曲ではあるが、それでも気を引くような足鍵盤ソロから始まり、一定の緊張感を保ちながらフーガに突入し、フーガの最初では手鍵盤のみだったのが途中で勢いよく足鍵盤でも手鍵盤で繰り返し提示された旋律が顔を出し、そして重厚な和音で盛り上がる–––というように、フーガらしいフーガ、ある意味でシンプルにも関わらず、曲の綺麗さとエネルギーの両方を感じることができる点でバッハの才能を感じる。

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